今この時代に親になること

子育て・育児と育自 comments(0) - まんまるーむ
「こんな時代にこの子を産んで良かったのか」
「大変な時代を生きていかなくてはならないのに」
来院されるお母さま方から、こんな言葉を聞くことがあります。
同じようなことを思ったことありますか?

私は、小学校2年生の頃から、そんなことを考えていました。

こんなひどい世の中に、これ以上人間を増やすことはない、
人間がこの美しい貴重な地球を破壊するんだ、
人間の存在自体が悪なんだ、とまじめに思っていました。

私が幼い頃は、まだ公害が残っていて、
光化学スモックやら自動車排気ガスやら、
空気は悪かったし、食品添加物もあやしいものでした。
身体に悪いもの、たくさん、成長期の身体に染み込まされたと思います。
きっと悲惨な死に方すると思います。

自然を破壊して、どんどん環境を悪化させたり
人間性もおかしくなっていくような社会に
子どもながらに絶望していたのかもしれません。

でも、同じくらいに人間に期待していたんですよね。
人間を心底信じて、愛すべき存在にしたかった。

本当に、ある日突然でした。
降りてきたと言って良いでしょう。
19才の夏の夜でした。
「命」だ!、と輝いて教えてくれたのです。
すべては命、そのためにある、それが何より大事、
そんなことがどんどん頭の中に沸いてきて、
悟りの境地のようでした。

そんなこともあって、命の現場である
誕生の場に携わる、助産師という職についたのかもしれません。
命について、もっと深く知りたい、考えていきたいと思ったことは確かです。

確かに、これからを生きていく子どもたちには
厳しい現実があるかもしれません。
でも、いつの時代も生きることは厳しかったはずです。
生まれた瞬間から「死」に向き合わなくてはならない時代もあったと思います。
それでも、人は命をつないできました。
愛おしく子どもを育んできました。

それはもう理屈じゃないんです。そういうものなんですよね。
とにかく命ありきで、命を絶やさないために、絶対的に守りぬくために
人間(生物)という物体がある、と言って良いと思います。
そういうように、DNAにいろいろ組み込まれている、
としか思えないんですよね。

どうして今のパートナーと出会って、受け入れ、
愛を育み、命を宿したのでしょう。
子どもが欲しい、家族を持ちたい、理屈じゃないですよね。
そういうように仕組まれているんです、DNAに。

スピリチュアルな世界でも、
子どもは親を選んで生まれてくると言いますよね。
やはり子は授かりものです。

神様からの大切な授かりものであり、
生命体として避けられない、子孫を残すためのDNAの仕業、
いずれにしても、命は大事であり、
その命のために、自分の命はある、と言ってもいい。

愛する我が子を、いつの時代に産んだとしても、
生きることは大変なはずです。
決して、今の時代に産んだからと言って
不幸な訳ではないと思います。
苦しくても生きていかなければならない、
とにかくその命を生きること、生きなくてはならない。
DNA的にも、スピリチュアル的にも、
そういうことになっているのですから。

だとしたら、親としてできることは
生き抜く力を与えること、生きる術を教えること、ではないでしょうか。
すなわち、健康な心身と知恵。

健康な心身は胎内環境から始まります。
妊娠中の母体が健やかであること、
そして生まれてからは、なんと言っても母乳です。
もちろん食事もとても大切。

生き抜く術、知恵とは、
自分と他者の命をなくしたり、傷付けないこと。
自分と他者の命を守るための行動を学ぶことです。
自分自身を大事にすることも、思いやりや優しさも必要になるはずです。

小学校2年生から人間はダメ!と思っていた私でさえ
こんなことを語れるようになったのです。
どうか今の時代に悲観せず、
元気に精一杯、思うとおりに、楽しく、
お子さまを育てていって下さい。
きっと大丈夫。
子どもたちのおかげで、良い時代になったと言える日も来るでしょう。
そういう子どもを育てていくのが、
我々大人の使命、責任だと思います。

あ〜、しっかりせねば!
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